文化遺産としての中世: 近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存国家として、国民として、どのような遺産を継承するのか。大革命後の破壊を契機にその問いに直面したフランス。文化財保護制度の確立に奔走する人々、中世芸術蔑視と闘いながら学問的位置づけを果たした美術史家、遺産が同時代人の内面といかにむすびついているかを示した文学者―彼らの活動を追い、「文化遺産」という思想生成の道程を検証する。 |
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