自由研究には向かない殺人

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東京創元社, Aug 27, 2021 - Fiction - 581 pages

彼は殺人犯ではないと証明する。

それが、わたしの自由研究。

ブリティッシュ・ブックアワード受賞

Amazon.comで7000レビュー

英米で大ベストセラーの謎解きミステリ!


高校生のピップは自由研究で、5年前に自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に警察や新聞記者、関係者たちにインタビューをはじめる。ところが、身近な人物が次々と容疑者として浮かんできてしまい……。予想外の事実にもひるまず、事件の謎を追うピップがたどりついた驚愕の真相とは。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、英米で大ベストセラーとなった謎解きミステリ!

解説=若林踏

About the author (2021)

イギリス、バッキンガムシャー出身の作家。子どものころから物語を書きはじめ、15歳で最初の小説を完成させた。ノッティンガム大学で言語学と文芸創作を学び、英語の文学修士号を取得。2019年に刊行したデビュー作の『自由研究には向かない殺人』は英米でベストセラーとなり、2020年のブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、カーネギー賞の候補作となった。続編にGood Girl, Bad Blood(2020)、As Good As Dead(2021)がある。現在はロンドンに住む。

翻訳者。中央大学文学部卒業。主な訳書にボーエン「ボブという名のストリート・キャット」「ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険」、ブラウン「クレオ」、バーカー「せつない動物図鑑」、キム「ミラクル・クリーク」など。

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