転移の心理学

Front Cover
みすず書房, 2016 - Language Arts & Disciplines - 313 pages
ユングは本書で、16世紀の錬金術の書『哲学者の薔薇園』の挿し絵を材料にして転移現象を論ずるのである。変容の場である「メルクリウスの泉」から始まり、新しい全体性の成就である「新たな誕生」に至る10枚の絵。これは対立物が結合する錬金術過程を示しており、転移が進行していく過程でもある。ユングの心理療法を知るうえで、もっとも重要な書。

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