海嶺(下)

前表紙
角川書店, 1986 - 368 ページ
ゼネラル・パーマー号でマカオに送り届けられた岩松改め岩吉、久吉、音吉は、祖国の地を踏む日を待ち続けていた。彼らは日本で固く禁じられているキリスト教に出会い理解する中で、過去現在と自分たちを支えてくれた異国の人々の無償の愛に、心から感謝するのだった。そしてようやく日本を目前にする日がくるが、祖国は彼らに冷たすぎる仕打ちをした……。運命に翻弄される人間の真の強さを問う壮大な物語、涙の完結巻。

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著者について (1986)

三浦綾子

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