偏見の社会心理学

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北大路書房, 1999 - Prejudices - 326 pages
本書の特徴は次の通り。まず第1は、制約の少ない偏見の定義を採用したこと。本書の定義は、「偏見とは、ある集団の成員であるとの理由で、その集団の成員に対して、軽蔑的な社会的態度や認知的信念の保持、否定的感情の表明、敵意や差別的行動の誇示などをすること」である。これによって、偏見をより広い意味合いで使用でき、また、偏見を認知的あるいは態度的現象だけではなくて、行動的、情動的現象であることも指摘できる。第2の特徴は、偏見を集団過程であると考えると同時に、偏見を個人の知覚や情動、行為などの水準で分析できる現象であるとみなそうとする視点。このような視点に立ち、古今の研究と豊富な例示により、現代の多様な偏見の形態を見事に分析している。

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