ワインスケープ: 味覚を超える価値の創造

Front Cover
水曜社, 2018 - 398 pages
本書は五感の書である。ワインスケープを題材に、味覚を超え、視覚・嗅覚・聴覚・触覚を総動員して、風土のあり方を問う書である。ワインスケープとは、ブドウ畑の風景に留まらない。農道や休憩小屋にはじまり醸造所や集落も含まれる。また、サン・テミリオン、シャンパーニュ、そしてブルゴーニュと続く銘醸地世界遺産の誕生は、それを産業遺産やヴァナキュラーな遺産にまで拡張してきた。さらに、銘醸地を探訪するワイン観光の進展や目の肥えたクライアントの審美眼に応答し、アヴァン・ギャルドなワイナリーやブティックにまで展開している。つまるところ、フランスでは、ワインスケープが味覚を超えた価値を創造している。本書はそのような風土を構築するための「文化とまちづくり」の書なのだ。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information