精神看護学の技法: クリティカルシンキングの養成と精神看護の技術

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川野雅資
南江堂, 1999 - Literary Collections - 190 pages
本書では、クリティカルシンキングの力を育てるために、現在ハワイ大学看護学部で実践されているIBL(Inquiry Based Learning)をまず紹介する。とくに、編者の大学では、全学をあげて看護学のすべての教科目にIBLの哲学をとりいれている。IBLの理論的背景そして実際の展開方法およびクリティカルシンキングの能力を測定することについて詳しく紹介する。そして看護を実際に展開する看護過程について、看護診断を含めて編者の方法論を述べる。次に精神看護の技術では、「身体面」「精神面」「セルフケア面」「社会面」「行動面」のアセスメント能力を高める視点を紹介する。そして、対人関係を発展させる理論と技術が修得できることを目指した論を展開する。最後に、これらの技法を臨床場面で活用するさまざまな治療技法を紹介する。

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