ディドロ多様性の政治学

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創文社, 2011 - Political science - 280 pages
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自らの生きる時代をより進んだ時代として「文明社会」と呼称した18世紀ヨーロッパ、そのような知の中心的世界において、他者の視点、そして周縁世界にいる人々の視点に立って物事を思考した人間的かつ独創的な思想家ドゥニ・ディドロ。彼の政治学は、従来描かれてきた、いわゆる啓蒙専制的政治像の枠組みに決して収まるものではない。彼の政治学をみることは、従来の啓蒙の政治像に再考を迫ることであり、同時に啓蒙の世紀の複雑さを知ることでもある。本書は、彼の啓蒙専制君主批判など、彼の政治学の変遷を、自然、美に関する見方との関連のうちに描き出す。そして、社会における人々の多様性に目を向けつつ、そのような人々の間の繋がりや紐帯に関心を払った彼の政治学は、社会的排除と包摂とが課題となっている現代日本に通ずるものであろう。

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