近代アジアの流通ネットワーク

Front Cover
杉山伸也
創文社, 1999 - Asia - 349 pages
70年代以降の急速なアジアの経済発展は、アジア諸地域の内部で伝統的に形成された貿易と決済のネットワークを基盤に可能となった。本書は交通・通信革命が生じる19世紀半ばから今世紀の30年代に至る転換期のアジアを中心に商業ネットワークの機能と実態を解明した画期的な国際共同研究である。大航海時代以前より、アジアでは各港市を核とする地域ネットワークが水平的にリンクし、中国商人やインド、イスラムなどアジア系商人が活躍してきた。東アジアのネットワークは東南アジア、南アジアからアフリカ、イスラムのネットワークと結びつき、さらにはヨーロッパ商業圏にもつながっていた。従来の視点を越えて、西欧の衝撃とアジアにおける自立と変容、国境を越えた地域と流通の側面から重層的で広域的な近代アジアの経済社会の構造と展開を明らかにした、地球規模でネットワーク社会を迎えつつある21世紀へのメッセージ。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information