犬は「びよ」と鳴いていた: 日本語は擬音語・擬態語が面白い「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなのです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていてもにわかには信じられない。雛じゃあるまいし、「ひよ」なんて犬が鳴くかって思う。でも、気になる。これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」―英語の三倍・一二〇〇種類にも及ぶという日本語の「名脇役」擬音語・擬態語の歴史と謎を、研究の第一人者が興味深く解き明かす。 |
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あっ あります いちい くつくつ クツクツボウシ ぐりり くる くわいくわい これら こんこん こんな さま さらに さん しょう すると そう そよ だけ たち だっ たとえば つくつく ツクツクボウシ てきます でしょうか でも という といった意味 といふ なかっ なっ など なの なり にし にゃ にゃんにゃん びよ びょう ひんひん まし ませ また まで ムササビ もう モー モモンガ よく より られています られます られる われ わん わんわん 掛けられ 掛詞 鎌倉 亀井孝 擬音語 擬態語辞典 狂言 系列の語 源氏物語 現在 現代語 吾輩は猫 江戸時代 考え 国立国会図書館 今昔物語集 辞書 室町時代 写す言葉 所蔵 笑い声 動物の声 奈良時代 日本語 表わす 聞い 聞き 聞く 平安時代 変化 吠え声 鳴い 鳴き声 鳴く 様子 撥音