新訂都名所図会 4市古夏生, 鈴木健一 安永9年(1780)に町人吉野屋為八が計画・刊行した京都の地誌。俳諧師秋里籬島による名所の由来記と、なによりも竹原春朝斎の俯瞰図を多用した挿絵をもって、この『都名所図会』は高い評判を呼び起こし、引き続き、再刻本や『拾遺都名所図会』までもが刊行された。こうして、以後つぎつぎと『江戸名所図会』に代表される〈名所図会〉ものの出版を誘発する、大きなきっかけを作ったのである。本文庫では、漢詩・漢文は原則として読み下すなど、最も読みやすい本文提供をめざした。第4巻からは、『拾遺都名所図会』。おもに京都中心部を記述した巻之一「平安城」と東部を記述した巻之二「左青竜」を収録する。 |
Common terms and phrases
あり あん いにしへ いふ いま いわ いん うつす えん おん くじ けり ける けれ こう こうじ ここ さん しゅ しゅう しよう しん せい せん そう たま だん ちゅう つて といふ どう とき とし なし なる なん にし ばかり はち ひがし ほう また まひ まん みよう もん やしろ ようじ より られ りゅうぞう ゑに 安置 稲荷 云々 運慶 開基 観音 祇園 京極 空海 見えたり 源信 古今 弘法大師 坐像 最澄 山科 四十八願 侍り 拾遺 初め 浄土宗 親鸞 菅原道真 世紀 聖護院 泉涌寺 属す 大師 勅撰集 通り 天台宗 藤原 藤原定家 洞院公賢 法然 本尊阿弥陀仏 立像三尺 蓮如 和歌 圀寺 曰く