ザビーナ: ユングとフロイトの運命を変えた女

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日本放送出版協会, Jun 25, 1999 - Psychoanalysis - 458 pages
ロストフで生まれたユダヤ系ロシア人ザビーナ・シュピールラインは、多感な少女時代に精神の安定を欠き、チューリッヒの病院に入院することになる。彼女の担当医は、フロイトの新しい理論に傾倒する若きユング。彼の治療で驚異的な回復をとげたザビーナだが、それは混迷きわまる人生への幕開けに過ぎなかった...。ユングとの許されない恋、フロイトとの交流、そして、反ユダヤ主義の台頭、ロシア革命、ファシズムの興隆...。運命に翻弄された女性の生涯を描く、事実をもとにした小説。

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