世界都市の論理

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藤田直晴
鹿島出版会, 1997 - Reference - 204 pages
ニューヨーク、東京、ロンドンのような都市は多国籍企業、国際金融、多国籍機関、テレコミュニケーションの一大中心である。これらの都市はまさに現代世界経済の支配拠点であり、世界諸問題のなかでのこれら比較的少数都市の影響が1970年代から1980年代にかけて生じた経済の国際化からグローバル化への移行を特色づけてきた。本書は、このような世界都市の関わる研究諸分野における主導的研究者による理論的・実践的なオリジナル論文13編(原書は17編)から構成される。これらの論文では、世界都市の性質、特別な場所ゆえに生じる特殊な政策要求、グローバルな経済循環ネットワークのなかでの世界都市相互の関係、そして世界都市研究、世界システム分析および他の理論的フレームワークの間の諸関係が解明される。

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