時空の覇王: 戦国放浪者信長本能寺脱出行ベストセラーズ, Jun 15, 1997 - 207 pages 西暦2295年、人類は時間の波を飛び越えられるようになっていた。科学の進歩は学校の授業をも変革する。歴史はライブ体験である。斉藤葉子教諭引率の一行は社会科見学のため、戦国時代へ出発した。タイムマシン・パイロットが年代と日時をコンソールパネルに打ちこむ。時は天正10年6月2日未明、ところは京都四条本能寺―。「すげぇ、すげえよ、先生。これが戦国か、これが...」織田・明智両軍の壮絶な死闘に足をガクガクさせながらも、スクリーンを食い入るように見つめる広瀬竜一。やがて、寝所へ一人消えていく信長が映し出された。「上様、心おきなく最期を」と叫ぶ蘭丸の声がスピーカーより響いた。胸をはだけた信長が刃を立てようとした瞬間、画面が白く弾けた。 |



