アメリカと中国

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岩波書店, Jan 27, 2017 - Reference - 356 pages
一七八四年に中国へと辿り着いたアメリカ商船「中国皇后号」―ここから始まった二つの大国の関係は、数百年の歴史の中で、時に対立しながら世界を動かすダイナミズムを様々に生み出してきた。しかしそれは、したたかな「共生」の軌跡でもあった。アメリカを知り尽くしたジャーナリストがその長い歩みに深く分け入り、政治・経済・思想まで様々な文献を渉猟するとともに現地取材も重ね描いた、唯一無二の歴史物語。

About the author (2017)

松尾文夫(まつおふみお) 1933年東京都生まれ.学習院大学卒業.共同通信社入社後,ニューヨーク,ワシントン特派員,バンコク支局長,ワシントン支局長,共同通信マーケッツ社長などを歴任.2002年5月よりジャーナリストとして現役復帰し,現在も取材を行う.著者に『ニクソンのアメリカ』(サイマル出版会,1972年),『銃を持つ民主主義――「アメリカという国」のなりたち』(小学館,2004年,第52回日本エッセイスト・クラブ賞受賞.2008年に小学館文庫),『オバマ大統領がヒロシマに献花する日』(小学館101新書,2009年)など.『キッシンジャー回想録中国』(岩波書店,2012年)に解説を寄稿.

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