さしのべる手: 近代産科医の誕生とその時代

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岩波書店, 2011 - Literary Collections - 328 pages
産科医はいかに生まれたのか。17世紀までの助産は、宗教的なタブーもあって、女たちの世界であった。男である外科医モットは、その世界になぜ分け入り、手を用いた彼独特の技法(=さしのべる手)はどう確立されたのか。多面的な社会的背景や時代状況を掘り起こし、いかにして助産婦主導の助産から男性主導の産科医への道が開かれたのかを明らかにする。

About the author (2011)

長谷川まゆ帆(ハセガワマユホ) 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授.専門はフランス近世史,歴史人類学.現在の関心は,アンシャン・レジーム期のフランス社会と身体.主な著作に『お産椅子への旅―ものと身体の歴史人類学』岩波書店,『女と男と子どもの近代』山川出版社,「ヘイドン・ホワイトと歴史家たち―時間の中にある歴史叙述」(『思想』No.1036)など,共訳書にナタリー・Z・デーヴィス『境界を生きた女たち―ユダヤ商人グリックル,修道女受肉のマリ,博物画家メーリアン』平凡社など.

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