コレモニホンゴアルカ: イジンノコトバガウマレルトキ「これながいきの薬ある。のむよろしい。」この台詞から中国人を思い浮かべる人は多いだろう。だが現実の中国人は今、こんな話し方をしない。近代の日中関係のなかでピジンとして生まれたことばは創作作品のなかで役割語としての発達を遂げそれがまとう中国人イメージを変容させつつ生き延びてきた。前著『ヴァーチャル日本語役割語の謎』から十一年を経て“アルヨことば”をめぐる歴史の旅があらたに始まる。 |
コレモニホンゴアルカ: イジンノコトバガウマレルトキ「これながいきの薬ある。のむよろしい。」この台詞から中国人を思い浮かべる人は多いだろう。だが現実の中国人は今、こんな話し方をしない。近代の日中関係のなかでピジンとして生まれたことばは創作作品のなかで役割語としての発達を遂げそれがまとう中国人イメージを変容させつつ生き延びてきた。前著『ヴァーチャル日本語役割語の謎』から十一年を経て“アルヨことば”をめぐる歴史の旅があらたに始まる。 |