歴史ができるまで: トランスナショナル・ヒストリーの方法

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岩波書店, 2017 - Reference - 256 pages
歴史の記述が創り出されるとき、歴史家は何を考え、どんな作業を行うのか。著者はスペインを中心とする西洋近世史研究を半世紀以上にわたって牽引してきた英国の代表的歴史家であり、その論著は比較史・政治史・文化史・衰退論など、さまざまな分野に拡がる。本書でこの碩学は、戦後の研究史を概観しつつ自らの研究の制作過程を方法論的に振り返る。一人の歴史家の研究史をたどることで、近世そのものの諸相と近世研究の特質が浮かび上がる自伝的省察。

About the author (2017)

立石博高(たていしひろたか) 1951年生.東京外国語大学学長.1980 年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退.スペイン史.著書に,『世界の食文化14 スペイン』(農文協,2007),『スペイン歴史散歩:多文化多言語社会の明日に向けて』(行路社,2004),編著に,『概説近代スペイン文化史:18 世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房,2015)など. 竹下和亮(たけしたかずあき) 1972年生.国際基督教大学アジア文化研究所研究員.東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程修了.フランス史,南欧史.論文に,「カルヴァンの語彙」『アジア文化研究』38 号(2012)など,訳書に,『都市・身分・新世界』(共編訳,山川出版社,2016),『スペインの歴史:スペイン高校歴史教科書』(共訳,明石書店,2014)など.

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