科学の困ったウラ事情

Front Cover
岩波書店, Feb 24, 2016 - Literary Collections - 120 pages
科学の世界はいま、大きく変化している。多額の研究費と引換えに成果主義や市場原理主義が導入され、研究者に実用性や社会貢献が求められる。研究環境は悪化し、研究の大規模化で予算は高騰し、不正によるメリットも膨らんでいる。これをどう是正するのか。研究はどうあるべきか。現役の研究者が現実的な方策を提示する。

About the author (2016)

有田正規(ありたまさのり) 1971年生まれ.東京大学理学部情報科学科卒業.同大学院理学系研究科博士後期課程満期退学.理学博士.電子技術総合研究所,産業技術総合研究所生命情報科学研究センター,東京大学大学院新領域創成科学研究科,同理学系研究科を経て,現在は国立遺伝学研究所生命情報研究センター(教授).専門は,生命情報科学(バイオインフォマティクスとメタボロミクス).

Bibliographic information