或阿呆の一生・侏儒の言葉

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KADOKAWA, 2018 - 400 pages
視界に半透明の歯車が回っている「僕」の美しくも奇怪な心象風景を綴った小説「歯車」。自らの一生を「月」「械」「剥製の白鳥」「敗北」など、五十一項目でモザイク的に表した「或阿呆の一生」。これらの遺稿のほか、「良心とは厳粛なる趣味である」など、短い警句の中に独特のユーモアと哀感が滲む芥川版箴言集「侏儒の言葉」、遺書「或旧友へ送る手記」など、三十五歳で自死を遂げるまでの最晩年の小説や評論を厳選収録。

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About the author (2018)

1892年東京生まれ。母の実家・芥川家で養育され、一高を経て東京帝大英文科を卒業。在学中に「新思潮」創刊に参加、また「羅生門」を発表して注目を集め、「鼻」は夏目漱石の絶賛を受ける。多彩な題材をもとに小説の技術的洗練と形式的完成を追求したが、1927年睡眠薬自殺。

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