邪馬台国の考古学: 魏志東夷伝が語る世界

Front Cover
角川学芸出版, 2012 - East Asia - 253 pages
九州説か畿内説か。『三国志』東夷伝倭人条(「魏志倭人伝」)の解釈から、数多くの議論がなされてきた邪馬台国論争。本書では、まずこの東夷伝がそもそもどんな天下観で記されたものかをはじめて解明。従来の「解釈」に決定的な楔を打つとともに、3世紀東夷諸国の境域・王都・墳墓・遺物などと邪馬台国との関連を考古学的に論証。卑弥呼=箸墓古墳説の補強、難升米=黒塚古墳の新説を展開し、東夷伝の新たな世界を描く。

Other editions - View all

Bibliographic information