竹島御免状

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角川書店, 2010 - 349 pages
山陰・鳥取藩に潜入していた裏柳生が、柳生ノ庄に急報をもたらす寸前、惨殺された。折しも、陰陽道に通じた柳生友信は、朝鮮妖術師の日本侵入を察知する。元禄6年、日本海に浮かぶ「竹島」で日朝漁民の睨み合いが発生、朝鮮国から安龍福が抗議に来日し、将軍・徳川綱吉は日本漁民の竹島渡海を禁止、衝突を回避した―世にいう「竹島一件」から4年、両国の平安は保たれたはずであった。孫娘の婿である友信と共に鳥取に向かった柳生十兵衛が、最後の敵に挑む。

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