斎藤茂吉ノート

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講談社, 2012 - 381 pages
治安維持法違反で投獄された中野は「転向」を表明して出獄の後も、当局による監視の中、書きつづける道を選ぶ。開戦前夜、昭和一五年から一六年に書きつがれた本書は、歌壇の巨人、国家暴力、自らの人生と文学に向き合い、逡巡しながらも格闘しつづけた、魂の記録でもある。時代の激流に翻弄され、本質を見失いがちな、いまこそ読まれるべき文学評論の白眉。

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