赤い手袋の奇跡: サラの歌

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集英社, 2008 - 164 pages
老人ホームで余生を過ごすサラは、クリスマスがめぐってくるたびに、特別な儀式をすることにしていた。自分の人生の節目となる言葉を書き記した紙飾りをツリーに吊るしながら、これまでの人生を思い返すのだ―そして、あの歌が彼女に奇跡を起こし愛を与えてくれたことを。しかし、今年はいつもと違うものになった。自らの体験をどうしても伝えたい人がサラの前に現れたのだ。介護士のベスである。サラは結婚生活に思い悩むベスに手を差し伸べようと、苦難の人生を語り始める―想いを寄せていた恋人と別れ、歌手を目指して故郷を離れたこと、夢破れて帰郷し、教会で懺悔したこと、あの歌がかつての恋人に再会させてくれたことなど。そして、儀式が終わるクリスマス・イヴの日に、素晴らしい奇跡が起きる。

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