「原っぱ」という社会がほしい序文草の海のキャッチャー 内田樹 第一章 「近未来」としての平成 1 昭和の終わりと平成の始まり 一極私的な「昭和の終わり」/二 「時代」という壁/三昭和の終わりと「時代そのもの」の終わり/四平成になってバブルははじける/五平成三十年はどんな期間か/六昭和オヤジの受難/七いつの間にか生まれていたもの 2 「時代」とはなんだ? 一昭和への軽侮/二 「変革の心」ではなく/三人気投票で動く社会/四苦悩のない社会/五改めて「時代そのもの」がなくなった 第二章 「昭和」が向こうへ飛んでいく 第三章原っぱの論理 1メンドクサイことなんか知らない/2女ばっかりやたらいた/3我が祖母、橋本千代のこと/4近所にも子供達がいた/5そこに原っぱがあった/6世界で、一番幸福だった時代/7原っぱが遠ざかる日/8中学だって遊んでた/9〝大人〟は、判ってなんてくれないんだ/10原っぱという社会がほしい/11少年の為に 第四章遠い地平、低い視点 闘病記、またしても/なぜこんなに癌になる?/窓からの眺め/観光客が嫌いだ 特別掲載野間文芸賞贈呈式スピーチ原稿 |