「原っぱ」という社会がほしい

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河出書房新社, 2021 - Japan - 221 pages
序文草の海のキャッチャー 内田樹
第一章 「近未来」としての平成
1 昭和の終わりと平成の始まり
一極私的な「昭和の終わり」/二 「時代」という壁/三昭和の終わりと「時代そのもの」の終わり/四平成になってバブルははじける/五平成三十年はどんな期間か/六昭和オヤジの受難/七いつの間にか生まれていたもの
2 「時代」とはなんだ?
一昭和への軽侮/二 「変革の心」ではなく/三人気投票で動く社会/四苦悩のない社会/五改めて「時代そのもの」がなくなった
第二章 「昭和」が向こうへ飛んでいく
第三章原っぱの論理
1メンドクサイことなんか知らない/2女ばっかりやたらいた/3我が祖母、橋本千代のこと/4近所にも子供達がいた/5そこに原っぱがあった/6世界で、一番幸福だった時代/7原っぱが遠ざかる日/8中学だって遊んでた/9〝大人〟は、判ってなんてくれないんだ/10原っぱという社会がほしい/11少年の為に
第四章遠い地平、低い視点
闘病記、またしても/なぜこんなに癌になる?/窓からの眺め/観光客が嫌いだ
特別掲載野間文芸賞贈呈式スピーチ原稿

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