「持たない時代」のマーケティング: サブスクとシェアリング・サービスサブスクやシェアリング・サービスは、モノを持たずに消費する、新しい消費のあり方です。言い換えると、モノを所有することよりも体験や経験を重視する「コト消費」を大切にする消費のあり方であるともいえます。本書は、このサブスクやシェアリング・サービスを中心に、「持たない時代」の消費者理解、これらのサービスで成長している企業の事例を通じて、その提供価値を紐解きながら、新しい時代に対応したマーケティングのあり方を提唱していきます。 世の中にはすでにサブスクやシェアリング・サービスに関する書籍がいくつか存在します。しかし、どのような消費者に、どのような価値を提供しているられるのか、という「消費者視点」で検討したものが、あまりないのが現状です。ビジネスにおいてもアカデミックな研究においても、「持たない時代」に応じたこれらの新しいサービスが消費者にどのように寄り添っていくのかについてマーケティングの視点で、検討する意義は大いにありそうです。 サブスク、シェアリング・サービスに従事する方はもちろん、企業のマーケティングや新規事業部門ご担当者、研究者など、「持たない時代」を動かす多くのマーケターに、手にとっていただきたい一冊です。 |