男の子をダメな大人にしないために、親のぼくができること: 「男らしさ」から自由になる子育て「男ならメソメソするな!」「男の子だから仕方ない」は何が問題? なぜ銃乱射事件や性暴力事件の加害者の大半が男性なのか? ジャーナリストで3人の息子の父親である著者が、子育てのなかで気づいた社会の「男らしさ」をめぐる思いこみを、時にユーモラスに、時に辛辣につづる。 ・自分は「有害な男らしさ」を免れていると思い込まない ・男性が流産について話してもいい ・ママとパパに対する評価基準が同じだと思ってはいけない ・違いを恐れたりからかったりするのではなく、受け入れることを教える ・男の子が悲しい思いをして、助けを求めてもいい ・性的同意について教え、レイプカルチャーを助長させない ・お金がすべてではないことを教える ......ほか 36の育児ヒントを通じて「男らしさ」を問い直し、あたらしい時代の父親像を考える。 「おそらく父親に必要なのは『勇気』なのだ。 それがどういった種類の勇気なのかを、この本は具体的に教えてくれる。」 ――白岩玄(作家) 「父親になろうとしている人なら、頭に叩き込んでほしい。『有害な男らしさ』から抜け出すゴールラインなどないということを。自分は免れていると思い込んでしまうほど、それはあまりにも深く社会に埋め込まれ、男女問わず私たち全員に沁みついているのだ。だからご用心! 変化を起こすのは一生の仕事だ。でも必ずその価値はある!」(本文より) 〈目次〉 イントロダクション――あなたも問題の一部であるとき 第1章デタラメは生まれる前から始まっている 第2章おめでとう! あなたは親になった――ジャングルへようこそ 第3章学校の影響で男の子の心が硬直しないようにしよう 第4章いまこそ議論に参加するとき 結論――失敗という選択肢はない |