乱世の政治論愚管抄を読む

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平凡社, 2016 - Language Arts & Disciplines - 223 pages
乱世に一人の知識人がいた。愚管抄を書き残した慈円である。書かれているのは、しかし言われてきたような歴史の道理を明らめた歴史理論ではない。慈円の「道理」は融通無碍で原理であるに堪えない。それはリアルタイムの政治論、自らの政治理念の主張とその挫折の記録である。いま、もっとも腑に落ちる愚管抄読解!

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