地方史誌から世界を読む小二田章 歴史を中心に地方のあり方を描き出す総合的書物、「地方史誌」。これまでの研究では記載内容が参照されるだけで、「地方史誌」それ自体の総合的検討はなされてこなかった。しかし、世界に目を向けてみれば、各地の文化・集団に寄り添う「地方史誌」は歴史叙述・歴史認識に結びつきその比較検討は世界史的な課題と言える。本書では、世界各地の「地方史誌」における叙述の主体、また、対象となる場や事柄、さらには近代に至るまでの受容の諸相を考察し、「地方史誌」を比較検討するための礎を提示する。 |



