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ポプラ社, 2011 - Reference - 152 pages
十五歳の夏休み、都会から海辺の村にやって来た「私」の前に、幼馴染みだった少女が一人前の娘になって現れた。思春期の淡い恋を描く、堀辰雄の『麦藁帽子』。いつまでも仲良しでいようと誓い合った二人の少女。だが、久しぶりの再会が、それぞれの心に微妙なずれを生じさせていく(ウンセット『少女』)。「ぼくは誰とも結婚なんかしないよ」。失恋し、傷心で帰郷したアントニオだったが、ひたむきな田舎娘コロンバに出逢い、思いがけず愛の情熱を知る(デレッダ『コロンバ』)。ほろ苦く甘美に押し寄せる、遠い日の記憶。

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