後白河上皇: 中世を招いた奇妙な「暗主」

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山川出版社, 2011 - Reference - 86 pages
今様狂いの宮様がどうした具合か帝位についた。少々奇妙なその性癖ゆえに、「暗主」と揶揄された後白河の政治は、芸能民・手工業者とともに遊興のなかにあり、白河院・鳥羽院の政治から逸脱していく。その一方で、この時代は「聖代」を実現するため、信西・二条天皇・清盛などが徳政を行った時代でもあった。あざやかなコントラストのなか、やがて後白河をめぐる葛藤が、武家権力の中世を招きよせていく。

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