バベルをこえて: 多言語習得の達人をめぐる旅

Front Cover
世界8言語に翻訳されている教養の書 Babel No More: The Search for the World's Most Extraordinary Language Learners、待望の日本語訳の登場!! 「言語を学ぶ」行為の大切さ、切なさ、面白さが鮮やかに浮かび上がる。
18世紀後半から現代に至るまで、歴史の流れに翻弄され続ける「言葉を学ぶ」という営みを、超多言語習得者という存在の解明を通して捉えようとする1冊。
社会学、文化人類学、脳神経科学、言語学、言語教育学の複数の観点から外国語を学ぶことの本質と、人間の能力の限界点に迫る。
専門書でありながら、謎解きサスペンスのような形態をとり、イタリア、アメリカ、中国、ドイツ、ベルギーと、世界を股にかけての知的探求の旅に読者を連れ出してくれる。
旅のガイドとなる、著名な研究者・多言語習得者たちへのインタビューはまさに秀逸。メゾファンティの超多言語習得の奥義は何だったのか、最後まで目が離せない。

目次
第1部発問──枢機卿の迷路に迷い込む
第2部接近──超多言語習得者たちを追いかける
第3部発見──脳はささやく
第4部発展──多言語使用社会に暮らす
第5部帰結──フランダースの超多言語習得者に出会う
付録
訳者による追補
索引

About the author (2024)

マイケル・エラード 1967年生まれ。作家、言語学者、コンサルタント。 エラードはテキサス大学オースティン校から言語学で修士号、修辞学で博士号を取得しており、Science, Wired, Atlantic, The New York Times などの雑誌に寄稿。 著書に、言い間違え、言いよどみ、あるいは言葉による大失敗などを収録した Um...: Slips, Stumbles, and Verbal Blunders, and What They Mean (Anchor, Paper Edition, 2008)など。 竹内理(たけうちおさむ) 1962年、兵庫県西宮市生まれ。関西大学外国語学部教授。 神戸市外国語大学卒業、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科 (英語学)修了。モントレー大学大学院(Monterey Institute of International Studies) 修了(英語教育学)。専門は応用言語学、外国語教育学。 著書に『より良い外国語学習法を求めて──外国語学習成功者の研究』(松柏社)、『「達人」の英語学習法──データが語る効果的な外国語習得法とは』(草思社)、 共編著書に『外国語教育研究ハンドブック──研究手法のより良い理解のために』(松柏社)など多数。 訳書にテランス・ディックス『とびきり陽気なヨーロッパ史』(尾崎寔監修、ちくま文庫)、ゾルタン・ドルニェイ『外国語教育学のための質問紙調査入門──作成・実施・データ処理』(共訳、松柏社)など。

Bibliographic information