四角い空のむこうへ

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晶文社, 2024 - 36 pages
中学2年生の主人公は、生まれつきの筋肉の病気で、人工呼吸器と車いすの生活を送っている。ハンディキャップがあっても、いつか仕事につき、母親を楽にしたいと願う彼は、「気象予報士」にひそかなあこがれを抱いていた。それを知った父親は、ある日、彼が寝ている居間の天井に、天窓をつくる。そこから見える空の表情をながめながら、主人公は、気象予報士になる夢をふくらませていくのだった...。

About the author (2024)

由美村嬉々(ゆみむら・きき) 1959年、三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト代表理事。作家、編集者、JPIC 読書アドパイザー、絵本学会会員、絵本カタリスト®。前職は、老舗の児童図書・保育図書の版元で取締役を務めた。また、著書に『バスが来ましたよ』( アリス館)、『にじいろのペンダント』(大月書店)、『ぼくたちのことをわすれないで』(佼成出版社)、『ほんとうは、どうしたいの?』(講談社)のほか、本名の木村美幸名義で、『100 歳で夢を叶える』(晶文社)などがある。 羽尻利門(はじり・としかど) 1980年、兵庫県生まれ。立命館大学国際関係学部卒業。絵本の出版のほか、小学校の教科書の挿絵など多くを手がける。近著に『ねこのえきちょうさんたま』( 金の星社)、『手ぶくろを買いに』( 新日本出版社)、『つきみのまつり』(世界文化社)、『きみも運転手になれる!パノラマずかん運転席』( パイインターナショナル) などがある。日本児童出版美術家連盟会員。現在、徳島県阿南市在住。

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