鷗外の花森鷗外の趣味はガーデニング! 『舞姫』で有名な明治・大正期の文豪森鷗外の著作には、400種以上の植物が登場する。だが、彼の趣味が本格的なガーデニングであったことはあまり知られていない。 無類の花好きであった鷗外は、自邸の庭に花園を作り、四季折々の草花や、当時としては珍しいヒヤシンス、ダリア、ナスタチウムなどのモダンな植物、家族で楽しむイチゴなどを丹精込めて育てた。 庭仕事は、小説家・翻訳家さらには陸軍軍医として、多忙を極める鷗外が、心を癒やし整えるための大切な時間だったのだ。 全著作に記された1500余の植物名を読み解き、鷗外の愛した花に迫る渾身の書! ★植物写真多数掲載★ ★鷗外作品に現れる植物一覧付★ |